飲み込むこと(嚥下)は簡単なことに見えますが、その一連の動きはとても複雑です。加齢や
病気など原因はさまざまですが、うまく飲み込むことができない状態を「嚥下障害」といいます
。今回は普段の食事のなかで、気を付けるポイントについてご紹介していきます。

今回のレシピは『簡単ムニエルのあんかけ』です。

【材料】2人前
白身魚・・・2切れ
塩コショウ・・・適量
小麦粉・・・大さじ1
バター・・・10g
〇しょうゆ・・・小さじ2
〇砂糖・・・小さじ1
〇みりん・・・小さじ2
〇水・・・70ml
〇片栗粉・・・小さじ2
にんじん(彩り用)・・・10g
白菜(彩り用)・・・5g

【作り方】


白身魚を一口サイズに斜め切りにし、塩コショウを全体に振りかけます。その後、小麦粉も同じように全体にまんべんなくふりかけます。


フライパンにバターを入れて、白身魚を焼いていきます。崩れやすいので、ひっくり返す時は気を付けてください。そのあいだに彩り用の野菜を千切りにして、下ゆでしておきます。


別の鍋で〇のついた調味料を全部混ぜ合わせ、彩り用の野菜を入れて、火を通していきます。


お皿にお魚とあんを掛けたら出来上がりです。

彩り用の野菜は別の野菜に変えることもできます。ポイントは野菜は火を通して、やわらかくすることです。食材をやわらかくすることで噛みやすくし、飲み込みやすいまとまりを作って上げることが大切です。喉を通る時にバラバラになる食品は、いわゆるミキサー食などでは嚥下障害の方には危険を伴います。片栗粉やあん、ゼラチンなどのとろみを利用して、まとまりのある形態にすると飲み込みやすいです。

固い食品や、野菜の皮なども注意が必要です。特にトマトの皮やワカメ、のり、もち、サツマイモなど、喉にくっつきやすいものは飲み込むことが難しく、適度な水分やトロミを足すことが大切になってきます。ただし、トロミをつけすぎても注意が必要です。また、彩りがある方が食事の楽しみが増します。季節の野菜を使ったり、見た目を彩ることで食欲が増すようにできる範囲で工夫してみましょう。

■管理栄養士からのワンポイントアドバイス
意外と知られていませんが、サラサラした液体(水・お茶など)は飲み込むときにむせやすいので注意が必要です。液体は咽頭に早く落ちていくため、反射の遅い人にとっては、誤嚥(ごえん)の原因になります。液体でも少しトロミをつけると飲み込みやすくなります。

管理栄養士
小笠原
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