女性にとって毎月の月経の時に使用する「生理用ナプキン」ですが、このナプキンが体に良く
ないというのはご存じでしょうか? 生理用ナプキンが体に与える影響についてお伝えします。
生理用のナプキンは、紙オムツと同じように紙でできているイメージがあります。最近では、
「コットン使用」とうたっているものも多くなっています。しかし、紙オムツもそうですが、
生理用ナプキンは紙で作られてはないのです。

では、何で作られているかというと、不織布という石油由来の化学繊維を使用しています。
また、内部には高分子ポリマーという水分を含むとゼリー状になるものが含まれています。

そして、コットンが使われているというナプキンは、「オーガニック」や「農薬不使用」と書
かれているもの以外は、コットンを薬品で消毒、洗浄、そして漂白したものが使われています。

つまり、このような過程を行わないと商品として使用できないコットンが使われているのです。
「コットン使用」と書かれていても、使用されているものは薬品漬けになった繊維ということ
になり、化学繊維とほとんど変わりません。

このように、お店でよく見る生理用のナプキンは化学物質でできています。経血をきちんと吸
収できて、気軽で、安くて、メリットが多くあるように感じます。そんなナプキンがナゼ体によく
ないのでしょうか?

女性の性器は、赤ちゃんを出産したり、経血を排出したりと「出す」イメージがあります。しかし
、女性器はほとんどが粘膜でできており、粘膜は外部からのものを良く吸収する機能があり
ます。膣でいうと、腕の内側の柔らかい部分と比較するとやく50倍の吸収力があります。これ
は口の粘膜や、消化管の粘膜と同じくらいの吸収力です。

つまり、女性器にナプキンを当てると、その化学物質をグングン吸い取ってしまうということに
なります。さらに、月経の時に血液を含むと、その血液が道となって化学物質をより吸収しや
すくなってしまいます。

また、ナプキンに含まれる高分子ポリマーは、体を冷やすという特徴があります。これは、お
でこなどに貼る冷却シートや保冷剤と同じです。

このように、月経期間中ずっとナプキンを使用することで、知らずと体は冷え、化学物質を吸
収しているのです。これが婦人病の原因となっているとの報告もあり、使用を見直す必要が
あるかもしれません。

今回は、生理用ナプキンが体にとってあまり良くないといわれているということをお話ししまし
たが、次回は、なぜ、体に良くないといわれてしまうようなナプキンがあるのかについてお話し

看護師・保健師・予防医学指導士
和田 路子(わだ ろこ)

看護師として実務18年目となる。
国立大学医学部看護学科卒業後、公立病院周産期センターにて勤務。
がん看護や周産期ハイリスク事例、NICUにて多くの実務経験を経る。
自身の不調の経験から、予防医学のに出会い、予防医学指導士の資格を取得。
女性の看護経験から多くの女性にセルフケアの重要性を伝えたいと感じ、女性の体について知るためのセミナーや子宮ケアについての講座を行っている。

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