抗がん剤の副作用で起こる眉の脱毛は、顔の印象を大きく変えてしまうものです。前回は
、眉の脱毛が起きたときに基本的なケアとして、眉墨の使用について紹介しました。とは
いえ、眉のメイクはどうしても立体感にかけてしまうという欠点があります。女性など自
然な眉に近づきたい人におすすめなのが、つけ眉毛です。この記事では、つけ眉毛の特徴
や使い方について紹介します。

■つけ眉毛とはどんなものか?
頭髪の脱毛でよく使用されるウィッグは多くの人が知っているでしょう。近年では、抗が
ん剤治療などで眉の脱毛がみられている人用に、つけ眉毛が開発されるようになりました
。つけ眉毛は、人毛などを手作業で眉の形に植え付けた人工の眉毛です。眉毛に立体感が
出るので、より自然な顔の印象を作るのに役立ちます。つけ眉毛は、取り扱う業者によっ
て色や形の種類が豊富であったり、男性用のものを扱っているところもあります。

■つけ眉毛の使い方
つけ眉毛は、接着剤などで貼り付けるだけなので手軽に使うことができます。そのため、
眉墨がうまく塗れない人や、眉メイクに時間をかけたくない人にも適しています。つけ眉
毛の具体的な使い方は以下のようになります。

1.洗顔をして、つけ眉毛を貼る部分の汚れを落とします。
2.パッケージからつけ眉毛を取り出し、自分の顔に合うか鏡でチェックしましょう。
 つけ眉毛はお好みで、カットすることができます。
3.つけ眉毛の裏に、付属の接着剤を塗ります(粘着テープの場合は、眉毛の形に合わせ
てカットしてください)。
4.つけ眉毛を自分の顔に貼りましょう。自分の眉毛が残っている場合は、最後に眉用ブ
ラシで整えると、自然な仕上がりになります。

※つけ眉毛は簡単に剥がれるものではありませんが、水に濡れないように注意してくださ
い。

■さいごに
抗がん剤治療中や治療を控えている人は、見た目のケア以外にも病気の進行や仕事や家庭
のことなど、多くの悩みを抱えてしまうものです。眉毛の見た目ケアは、あくまで患者様
自身が、より元気な気持ちで過ごしていただくためのケアのひとつです。
見た目のケアのために治療前にあれもこれもと準備で忙しくなるのは、ストレスの原因に
もなるものです。つけ眉毛の使う時期は、ウィッグに慣れた頃でも遅くはありません。
抗がん剤治療中は眉墨で対応して、気持ちにひと段落ついたら、患者さん自身が必要と思
うものを試してみてください。

看護師・保健師
江波 明子
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