がん治療中は副作用として乾燥やかゆみ、色素沈着といった皮膚障害が起こること
があります。皮膚障害を予防するには保湿と清潔がとても重要。そこでここではお
顔の保湿ケアの方法についてお伝えします。

お顔の皮膚は体の皮膚に比べて薄いのが特徴。化粧水・美容液・乳液・クリームの4
つのアイテムを使って、しっかり保湿していきましょう。

まずは化粧水。化粧水は皮膚に水分や保湿成分を補給する目的で使用します。コッ
トンでつけるのがよいのか・手でなじませるのがよいのか、よく質問されるのです
が基本的には心地良いと感じる方をおすすめします。ただしどちらの方法の場合で
もパンパンとパッティングするのはだめで、柔らかい力でおさえるようにするのが
正解。

使用量については3mlくらいが適切だと言われていますが、そのときに皮膚の状態に
よって増減してあげるのが良いでしょう。がん治療中は「化粧水は多めに」を心が
けることをおすすめします。また一気につけようとせずに、2〜3回に分けてつけま
しょう。

次に美容液です。皮膚は通常10〜20%くらいの水分を含んでいますが、10%以下に
なってしまうと皮膚が乾燥し代謝がスムーズに行われなくなりトラブルが生じてき
ます。美容液はこのようなトラブルを避ける役割を持っていますので、積極的に取
り入れていきましょう。

使い方は額・鼻・頬・あごにチョンチョンとおいて、そこを基準にして全体になじ
ませていきます。手の平で広げてからお顔になじませても大丈夫ですが、この場合
は使用量が多めになります。目の周りや口の周りは特に乾燥しやすい部位なので丁
寧に塗ることをおすすめします。

美容液をなじませたら乳液を使いましょう。最近は乳液を省く人が多いようですが
、水分の蒸発を防ぐ役割、クリームとのなじみをよくする役割があるので、省いて
しまっている人はぜひ取り入れてみてください。
使い方は基本的には美容液と同じようで大丈夫です。水分の蒸発を防ぐ役割がある
ので、塗り漏れがないように気を配りましょう。フェイスラインは塗り漏れること
が多いので意識的に塗ってみてくださいね。

最後にクリームで仕上げます。クリームには皮脂膜の機能を補う役割、外気の急激
な変化を緩和して皮膚を守る役割、皮脂量や水分量を適切に保つ役割があります。
クリームも美容液や乳液と同様の使い方です。美容液と乳液と比べてのコクがある
ものが多いのでなじませるためには、時間をかけて指先でクルクルと優しくのばし
ていきましょう。

以上、お顔の保湿ケアの方法を紹介しました。できれば3〜5分くらい時間をおいて
次のアイテムを塗るほうがそれぞれの役割を十分発揮させることができ、効果的な
保湿ケアになります。

もし、体調がすぐれないときや体を休めたいときは、オールインワン化粧品などで
簡易的に済ませてしまっても構いません。さらに保湿ケアをはじめとするスキンケ
アは気持ちをリラックスさせたり、前向きにしたりする役割もありますので、朝晩
だけに限らず、落ち込んだりネガティブな気持ちになったときにも活用してみまし
ょう。

看護師・保健師
藤田
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