患者さんからのご相談は、病気治療に関することだけでなく、医師との関係性もあり、悩まれる人は多く身近な問題だと実感しています。
医師との関係性は、治療を安心して受けていく上で重要なことです。
このコラムでは、関係性を築いていく中で患者さんができることを書いていきたいと思います。

■受診の事前準備、家族の同席
医師を前にすると緊張して話せない、質問ができないといった経験をされた人は多いのではないでしょうか?
病気や治療の知識をつける、質問を整理する、これまでの経過や体調を記録しておく、
などの事前準備があると落ち着いて話せることにつながります。
また、家族などの同席者がいると、ご自身の代わりに家族が冷静に話を聞いたり質問ができたりすると思います。
質問は一度にたくさんするのではなく聞きたいことを2、3個にまとめ、質問の仕方は漠然と「〇〇が不安です」と伝えるのでなく、
「手術後の後遺症の尿漏れが心配ですがどれくらいで回復しますか?」
などと具体的にきくと良いでしょう。うまく言葉で伝えられなくてもメモや質問票を持参すると、
医師が書いてある内容を見て詳しく説明をしてくれることもあります。
どんなことに不安や疑問を感じているのか、
ご自身の気持ちや考えを伝えられるとそこからコミュニケーションが発生し、解決へつながっていきます。

■医者も人であるということ
人間関係を構築する上で、たった一度のやりとりで信頼関係ができたり、その人が分かることはないと思います。
医療はサービスであり、丁寧で分かりやすい説明や対応がほしいところですが、
医師も人で、説明が上手な医師もいれば言葉が少ない医師もいて、個性があります。

また、いつもはつらつとした医師が救急の対応などの慌ただしい状況にあえば、疲れた様子を患者さんに見せてしまうこともあると思います。
頭の片隅にこのことを置いておくと、言葉が少なくても実は患者さん思いの熱心な医師であることがわかったり、
疲れた様子の医師を見ても「今日は先生は忙しかったのかな」と冷静に見ることができるかもしれません。

病気の告知直後や治療選択を迫られているなど、患者さん自身も大変な状況にあるかもしれませんが、
一度のやりとりで医師を判断するのでなく、ぜひやりとりをして医師と関係性を築いていっていただきたいです。
それでも困った時は、外来や病棟の看護師へ相談したり、病院内の相談室の活用をしてみてください。

看護師
高原
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