乳がんや子宮がんに限らず、がんの多くは人それぞれステージもちがえば、がんのできた部位によっても症状が変わってくるといわれています。
より自分自身に最適な治療方法について調べる中で、時にはセカンドオピニオンをとっていろいろな治療の選択肢に直面し、どの治療でいけばいいのか悩むこともあると思います。
今回の「乳がん・子宮がんを語る女子会」では、治療方法の選択と向き合ったR&B歌手・DOUBLEのTAKAKOさんをご紹介したいと思います。

■最初の病院と次の病院ではまったくちがう治療法を提示されたTAKAKOさん
TAKAKOさんは、昨年2017年末に乳がんが発覚したお一人。彼女の公式ブログによると、今年3月に手術を受けた後はしばらく療養に専念なさっていたようですが、6月から本格的に音楽活動を再開し、ファンを喜ばせています。
そんなTAKAKOさんですが、ご自身のブログでは病気について多くを語ることはない中、7月に入ってご自身の治療について以下のように語っています。

~TAKAKOさんのブログ(7月26日付)~
“ 実は現在の病院にかかる前、別の病院で乳がんが発覚しました。
その病院では「部分切除では形もいびつになるし、他の部分にもがん細胞があるかもしれない」という事で右乳房全摘手術を勧められ、私自身その覚悟も出来ていました。
ですが友人の紹介で現在の病院に移ったところ、ドクターがギリギリまで検査をしてくださり、その結果「部分切除でいける!」という判断で、ただ胸を残すどころかとても綺麗な形で残してくださいました。

最初の病院の「リスク回避の為に全摘出」というのも一つの判断だったと思います。もしかして残っている可能性も否定は出来ないわけで、再手術という事もあり得るわけですから。
ですがそのリスクをドクター自身も負い、難しい手術に臨んでくださったお医者様。感謝の言葉では言い尽くせないものがありますが改めて、本当にありがとうございました! ”
(「DOUBLE Official Blog」より抜粋 https://ameblo.jp/double-blog/)

TAKAKOさんのブログでは、ご友人の紹介で現在の主治医と出会い、結果的に転移のリスクなども理解された上で部分切除を選択したことが、ありのままに綴られています。
治療について納得できるまで調べて探したり、ドクターと治療方法について話し合ったりするのは、「自分で治療を決断」するためには大切なプロセスのようです。

■どんな治療かを納得できるまで知ること
TAKAKOさんのすばらしいところは、最初に診断を受けた医師の治療方法は選ばなかったものの、その先生の提示する全摘出の意味をご自身の中で理解し、決して否定していらっしゃらない点です。
治療にはいろいろな側面があります。その治療ごとにメリットやデメリットがあることを受け止めた上でどれを選ぶかは、やはり誰の責任でもなく自分自身であることを改めて認識させられます。

■治療で悩むのはあたりまえ
乳がんをいざ治療するとなると、どんな治療方法がいいのか、また全摘出か部分切除か、将来の妊娠・出産の可能性についてどうするか等々、人生にかかわるぎりぎりの選択をしていくことにもなります。
また治療費や今後の生活費といった金銭面、仕事をしている人にとっては続けるか退職するか等々、治療方法以外の選択も出てくるので悩むのは当然のことです。がん患者さんが100人いたら、おそらく100通りの選択があるはずでしょう。
この日のブログの最後で、TAKAKOさんはこのようにも綴っています。

“ 癌に限らず人生には様々な選択を迫られる瞬間があります。
現代はその選択肢というのが昔より恐らくずっと増えていて、「選べる」というメリットと同時に選択できるが故の悩みも増えたのではないかと思います。

どんな選択をするかは同じ問題でも人によって様々で、例え同じ選択をしても 結果は人により様々なものになると思うのです。

そんな中で自分の選んだ事に、結果に、後悔をしない心のあり方でいられるような、そんな生き方が出来たらいいなと思っています。 ”
(「DOUBLE Official Blog」より抜粋 https://ameblo.jp/double-blog/

TAKAKOさんのいう通り、人生は選択の連続です。
選択肢の多くなった現代、私たちはより悩む機会も増えたのかもしれません。医療面でいえば、医学の進歩により、がんはもはや不治の病ではなく、治療しながら生きる時代にもなっています。
治療方法を自分自身で選ぶことは大切ですが、「判断材料が少ない」「そもそも専門的な知識もない」等、自分で判断できない時も往々にしてあります。

そんな時は、「がん相談センター」などで専門的な知識をもつ人に相談することも一つの手段です。
これから治療をする患者さんや、現在治療方法を検討中の患者さんも、TAKAKOさんのように自分自身にとって「最良の治療」を見つけられるようお祈りしています。

有名雑誌や大手メディアでコメントするライターやTV出演もある女性陣を結集した女子会
乳がん・子宮がんを語る女子会

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