コラムをご覧の人の中には、病院選択で悩まれている人もいらっしゃると思います。今回は、
病院選択について2回に分けてお伝えしていきます。このコラムが解決のヒントとなれば幸い
です。

がん治療における病院の種類は、がん専門病院、大学病院、総合病院、クリニックがありま
す。今回は、それぞれの病院の特徴とがん診療拠点病院についてお伝えしていきます。

■がん専門病院
がんセンターなどがそれに当たります。がんに特化した病院であるため、患者さんが多く集ま
りさまざまな症例やデータを持っているという特徴があります。医師や看護師の経験も豊富で
、臨床試験も盛んに行われています。 しかし、がん以外のご病気については専門の医師がい
ないため重度の心臓や呼吸器、糖尿病などの内科的な持病をお持ちの患者さんの対応がで
きない可能性があります。持病をお持ちでがん専門病院の受診を考えている人は、かかりつ
けの医師等に相談してみましょう。

■総合病院、大学病院
どちらの病院もさまざまな診療科があるため、がん診療とともに持病にも対応が可能です。 が
ん専門病院に手術数などの実績が劣るのかというと、必ずしもそうではありません。 ご自身の
病気の治療がどのくらいやっているのか確認してみると良いと思います。 また、大学病院の
特徴としては診療以外に研究や教育の場でもあるため、臨床試験が多く扱われていると共に
、学生や研修医の出入りが多いです。

■クリニック
上記に挙げた病院よりも身近で、診察の待ち時間も少ない傾向にあると思います。乳房の手
術や甲状腺の治療などを専門的にやっている病院は、がん専門病院等よりも実績が多い場
合があるので、治療先の病院の候補としてあがってくると思います。クリニックにCTやMRIな
どの検査機器や放射線治療の機器がない場合は、提携先の病院で行うことがあるので施設
の設備もみておくと良いと思います。

■がん診療拠点病院とは
第2回のコラムでも紹介しましたが、全国どこでも質の高い医療が受けられるように国が指定
した病院です。手術、放射線、抗がん剤治療の総合的な医療が提供できるよう体制が整えら
れています。平成30年4月時点では全国に401箇所あります。指定を受けた病院であっても治
療件数にはばらつきがあるので、ご自身の病気ではどのくらいの実績があるのかは確認が
必要です。

次回は病院選択のポイントをお伝えします。

看護師
高原
PAGE TOP