退院後初めての診察を受けられたA子さん。術後の病理診断の結果で当初の診断の「Ⅰa期」か
ら「Ⅰb期」のステージに変わったことを主治医から告げられました。
覚悟をしていたA子さんですが、ステージが訂正することに今後の不安は増すばかりです。
今回はステージの訂正を受けた後、抗がん剤治療を受けることを決意するまでの当時の心境をA
子さんにお伺いしました。

■帰り道での出来事と抗がん剤治療を決意するまで
ご主人に付き添われ、術後の診察に訪れたA子さんですが、ステージが変わったことでひどく動揺
されたようでした。

診察後に帰宅から抗がん剤治療を決意されるまで、当時どのような葛藤があったのでしょうか。こ
こからは実際にA子さんの当時の心境です。

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先生から話を聞いて「やっぱりなぁ・・・」という思いと「また治療を受けないといけないのか・・・」と
いう思いで、最後の方は先生の話は上の空でした。
幸い、主人が今後の治療について聞いていましたが、すぐに「抗がん剤の治療を受けます!」と返
答することができず後日返答することにしてこの日は帰宅しました。
仕事を辞めて、子宮摘出の手術を受けて、「さあこれから、自分と家族のために時間を使おう」と
思っていたので抗がん剤の可能性があることを分かっていても事実を受け止められませんでした

帰りの車の中で涙が止まらず、主人の実家へ息子を迎えに行くと息子が嬉しそうにこちらにやって
きて抱っこをせがむ姿を見てさらに号泣してしまいました。でも、それと同時に「この子のためにも
主人や家族のためにも早く元気になって、また家族で旅行に行きたい」と思いました。
後日、先生に抗がん剤治療を受けることを伝えました。抗がん剤は副作用がつらいイメージがあ
り、先生や看護師さん、宮座さんに話を聞きながら抗がん剤治療に向けて体力づくりを始めました。

■抗がん剤治療で使用する医療機器について
抗がん剤治療では「輸液ポンプ」と呼ばれる医療機器を使用して、患者さんに投与する薬剤の投
与速度や量を管理する場合があります。

輸液ポンプは、抗がん剤治療で使用する薬剤に関わらず、設定した時間当たりの投与速度で輸
液や薬剤の投与量を持続的にコントロールする目的で使用され、正確な量で薬剤を投与しなけれ
ばいけない疾患を持つ患者さんに対して使用されます。

輸液ポンプには気泡検出するアラームや回路の閉塞を知らせるアラームがついており、これらを
感知すると「音」で異常を知らせてくれます。輸液ポンプから音が鳴ったら、ご自身で操作せずナ
ースコールなどで医療スタッフに知らせてください。

次回は、抗がん剤治療を開始したA子さんの当時の様子と抗がん剤治療と副作用について紹介
します。

編集部長
宮座 美帆
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