前回はインターネットの情報の取り扱いについてお伝えしました。今回は、病気治療の情報収集の
方法をご案内したいと思います。このコラムでは「治療=標準治療」として扱っていきます。標準治療
については前回のコラムをご参照いただければと思います。

▪️冊子、パンフレット
情報がまとまっているため、おおまかな内容を把握するのに適しています。病院によっては冊子等
の資料を用意しているところもあるので、医師や看護師に聞いてみましょう。インターネットでも閲覧
、印刷が可能で、『がん 冊子』『胃がん(病名)冊子』などと検索するといくつか出てくると思います。

▪️書籍
標準治療の詳細は、病気ごとの『診療ガイドライン』という書籍に記載されています。(乳癌学会など
、各学会のwebサイトで公開している場合もあります)。しかし、ガイドラインは専門用語が多く読み
進め理解するのが難しいかと思います。最近は、患者さん向けのガイドラインや解説本が発刊され
ており、専門用語が分かりやすく噛み砕いて書かれているので読みやすいと思います。また2年か
ら4年に一度ガイドラインの改定があり、それに合わせて内容も更新されるので、最新版を手に取る
ことをお勧めします。

▪️がん拠点病院等のwebサイト
がん拠点病院とは、地域のがん診療の中心的役割を果たす病院として国から指定されている病院
で、医療の提供と共に情報公開の役割もあります。サイトの中の各診療科やがん情報をまとめた
ページなどを見て行くと、病気や治療の解説が載っていることがあります。基本的に拠点病院の治
療はガイドラインに沿った治療内容であるため、こちらも参考になると思います。

▪️医師への確認
病気治療の基本的な情報は上記の手段で得られると思いますが、具体的なことはやはり医師への
確認が必要です。例えば、手術日や治療開始時期はいつごろになるのか、治療による体への影響
はどんなことがあるのか、仕事復帰は可能なのか、いつ頃からできるのか、など具体的なことは患
者さんの状況などによって異なります。

このような質問は病気の告知や治療提案を受けたあと、すぐにできるものではないと思います。医
師の説明を受けた後、一度持ち帰りできる範囲で情報収集をして、わからないことや不安なことを
次回の受診で医師へ質問できるよう質問リストを作るなどまとめておくと、納得して治療を受けるこ
とにつながると思います。

看護師
高原
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