がんの治療といってもさまざまですので一概にいえませんが、治療が長引き、小康状態にあ
るときこそ、少しでもリフレッシュをして次の治療に備えたいものです。

「リフレッシュをしよう」と思ってもなかなかからだがうまく動かない、そのようなことが多くある
のではないでしょうか。ベッドから起き上がるのもやっとの状態であるとつらいですね。
こまごまとした日常ごとを他人に頼むのは心苦しいことでもあり、「こんなことも自分でできな
いのか」と気持ちまで落ちてしまうことがあります。そのような時には、ちょっと立ち止まり深呼
吸してみてください。

からだの病気と心の病気は密接に関係しあっています。からだが病むと心まで沈んでしまい
、そのまま心の問題にふたをしたままだと心も悲鳴を上げる日がきてしまいます。そうならな
いためにも一呼吸おきましょう。

自分の呼吸を意識してみてください。呼吸というのは簡単に自分でコントロールできるもので
あると気づくはずです。気分が不安定な時は自然と呼吸が浅く、早くなりがちですが、そんな
自分に問いかけるチャンスであると思って自分の内面にぜひ向き合ってみてください。今さま
ざまな場面で言われている「瞑想」や「ヨガ」「マインドフルネス」などもこの分野ですが、そんな
難しいことを考えることなく、ただ、自分の呼吸に向き合う、これだけでもリフレッシュになるの
です。

自分のからだはがんと闘いながらも、生きようとしている、そのことに少しづつ気づくのではな
いでしょうか。当然ながら呼吸を止めたら苦しく、また次の呼吸をしたくなります。そう考えると
不思議です。私たちのからだは意識するにもしないにも関わらず、生へ向かっている、それが
生きることへの感謝につながればその心は同時に強められているはずです。

がんの治療中は、自分だけがつらい治療をしている、なんでこんな目に合うのか、などいろい
ろな気持ちが交錯し、何かに当たりたくなることもあるかもしれません。その一つひとつを生き
る力に変えていけるように一呼吸を大切にしていけるとよいのではないでしょうか。

看護師・保健師
舘野

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