皆さんこんにちは。前回は「社会保険制度」の中で「年金保険制度」についてご紹介いたしま
した。今回も社会保険制度の中から「雇用保険制度」についてご紹介します。

【雇用保険制度】
・この制度は、失業に備える保険であり、基本的に現金給付されるものです。また、「失業者」
に給付を行うだけでなく「求職者」にも給付を行うことで、総合的な「働く」ということを支える制
度になっています。
・雇用保険制度には「求職者給付」「就職促進給付」「教育訓練給付」「雇用継続給付」と大きく
4つの給付に分かれています。それぞれ給付内容を簡単にご紹介していきます。

《求職者給付》
この給付には「一般被保険者」「高年齢被保険者」「短期雇用特例被保険者」「日雇労働被
保険者」それぞれに給付が存在します。

「一般被保険者」に対する求職者が受給することのできる手当金は4種類あります。

1、基本手当金
離職日以前の2年間に雇用保険の被保険者期間が通算して12カ月以上あり、7日間の待機
期間を経て申請ができます。4週間に1回ハローワークでの求職活動(失業認定)が必要です
。離職した日の直前の6カ月に毎月支払われた賃金の合計を180で割って算出した金額の
50~80%(60~64歳は45~80%)となっています。

2、技能習得手当
受給資格者が公共職業訓練を受ける場合に、基本手当金に加算して支給します。
・受講手当;日額500円で、支給上限が40日です。
・通所手当;42500円を限度として交通費を支給します。

3、寄宿手当
受給資格者が主な生計者の場合、公共職業訓練を受けるなどで同居家族と別居して寄宿す
る際には月額10700円が支給されます。

4、傷病手当
受給資格者が離職して、ハローワークに求職の申込をした後に、疾病や負傷のために15日
以上続けて就職できない場合に支給されます。30日以上引き続いて就業できない場合は、基
本手当の受給期間を最大4年間まで延長することも可能です。また、疾病や負傷のために「
健康保険による疾病手当金」を受給されている場合は、雇用保険による疾病手当は支給され
ません。

次に「高年齢被保険者」に対する求職者が受給する給付について下記にご説明いたします。

・高年齢被保険者とは、2017年1月1日以降、新たに就職した65歳以上で、所定労働時間が1
週間に20時間以上で、かつ31日以上雇用が見込まれる人を指します。

・離職の日以前1年間に被保険者期間が6カ月以上必要です。
・支給額は被保険者であった期間に応じて支給され、支給額は離職した日の直前の6カ月に
毎月支払われた賃金の合計を180で割って算出した金額の50~80%です。

・被保険者であった期間が1年以上だと、給付日数は50日分で、被保険者であった期間が1年
未満の場合給付日数は30日分です。

・上記支給要件を満たして支給される給付金を「高年齢求職者給付金」といいます。

社会福祉士
佐々木

この執筆者の記事一覧

がんと療養

暮らしとお金

医療者コラム

PAGE TOP