こんにちは。今回のコラムでは、高額療養費制度の申請方法やご注意点についてお話してい
きたいと思います。

通常の申請方法は、
・入院など

・窓口での医療費のお支払い

・ご自身が加入している公的医療保険(会社の健康保険組合や協会けんぽなど)に対して
高額療養費の支給申請書を提出

・ご自身がご加入の公的医療保険から、高額療養費の支給
となります。
つまり、通常の方法では病院で自己負担額をいったん全額支払わなければなりません。
また、高額療養費が支給される際には、各医療保険で審査がおこなわれます。
この審査はレセプト(医療機関から医療保険へ提出する診療報酬の請求書)の確定後におこ
なわれます。
レセプトが確定するまでには一定の時間が必要となりますので、少なくとも3カ月程度かかり
ます。
ということは、通常の申請方法では、最初に高額療養費の上限額以上の支払いが必要となり
、戻ってくるまでに3カ月程度かかります。
これではご負担が重くなってしまいますので、それを避けるための方法があります。
まずご入院をされる前に、ご自身がご加入の公的医療保険に対し、「限度額適用認定証」の
交付を申請しておきます。そして、医療費のお支払いの際に窓口でこの認定証を提示すると
、高額療養費制度の上限額までのお支払いに抑えることができます。
続いて高額療養費制度の注意点をお話します。
それは高額療養費制度の対象にならない医療費があるということです。
ご入院時の食費や差額ベッド代、そして先進医療などが主なものです。
ご入院時の食費は、いわゆる病院食の代金です。
差額ベッド代とは、一つの病室にベッドが4つ以下の場合にかかる料金です。
平成27年では、
1人部屋の場合には1日あたり平均7,828円、
2人部屋の場合には1日当たり平均3,108円
3人部屋の場合には1日当たり平均2,863円
4人部屋の場合でも1日あたり平均2,414円
となっております。
(参考:厚生労働省 平成28年10月「第337回中央社会保険医療協議会 主な選定療養に
関する報告状況」
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000140217.pdf

先進医療にかかる費用も、高額療養費制度の対象とはなりません。
先進医療とは、公的医療保険制度に基づく治療などのうち、厚生労働大臣が定める治療のこ
とです。先進医療の費用は全額自己負担ですし、高額療養費制度の対象にもなりません。

これらの病院食代、差額ベッド代、先進医療にかかる費用などは高額療養費制度の対象外
ですので、別途負担が必要になります。特に先進医療は高額になる場合もありますので、注
意が必要です。

以上が、高額療養費制度の申請方法と注意点になります。
先進医療につきましては、次回のコラムで詳しくご説明していきたいと思います。

FP(ファイナンシャル・プランナー)
田中政輝
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