抗がん剤治療を開始することで脱毛を心配する人のなかには、ウィッグについて気になっ
ている人もいるでしょう。ウィッグはいわゆる「かつら」のことで、最近ではさまざまな
種類のものを見つけることができます。そこで今回は、抗がん剤治療をする人のためのウ
ィッグの選び方のポイントについて紹介します。

■ウィッグの作られ方による違い
ウィッグを購入するときに、まず決めたいのが作り方です。ウィッグの作り方によって、
商品の受け取りまでの日数や価格が異なってきます。

・既製品
既製品のウィッグでは、さまざまな髪型のものから選ぶことができます。最近では、店舗
販売だけでなくネット通販からも購入することが可能です。価格は数千円など手頃な価格
のものから、10万円以上の高額なものまでさまざまです。当日に手に入ることもできるの
で、季節やファッションに合わせて、いくつか取り揃えるのもよいでしょう。

・セミオーダー
セミオーダータイプのウィッグは、決まった規格のなかから希望のヘアスタイルにカット
やパーマをしてもらいます。価格はサービス料込みとなるため、既製品より高くなります
。商品の受け取りまでには1週間程度かかります。

・オーダーメイド
オーダーメイドのウィッグでは、毛質やスタイルなど、一人ひとりの希望に合わせて作ら
れます。そのため、商品の受け取りは1~2カ月かかることがほとんどです。既製品ではな
く、世界で一つのウィッグとなるため、価格はセミオーダー品より高いものが多いようで
す。

■ウィッグの材質による違い
ウィッグの見た目を左右するのが髪の毛に使用される材質です。ウィッグに使用されてい
る材質には、次のようなものがあります。

・人工毛
人工毛の大きなメリットのひとつが、価格が安いことです。化学繊維を使用しているため
静電気が起こりやすく、毛羽立ちがしやすいというデメリットがあります。熱に弱いため
、パーマなどのヘアアレンジはできませんが、洗髪できるため、お手入れが簡単です。人
工毛というと人形の髪の毛をイメージする人も多いのですが、最近では天然の髪の毛に近
い材質のものもあり、価格も安めです。

・人毛
より自然な見た目な印象となるのが、人毛タイプのウィッグです。自分の髪の毛と同様に
、ドライヤーで乾かしたり、パーマをかけたりすることができますが、切れ毛や枝毛がで
きることもあります。オーダーメイドでは地毛を利用してウィッグを作っているメーカー
もあります。価格は高くなる傾向があります。

・混合毛
最近では、人工毛と人毛をミックスさせたタイプのウィッグも人気があります。混合毛で
は、人工毛のデメリットを受け継いでいるものの、見た目やツヤがぐんと自然になります。

看護師・保健師
江波 明子
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