皆さんこんにちは。前回までは「介護保険分野」に関する療養生活を支援する方法に
ついてご説明してきました。今回からは「医療機関の機能と役割」と題して、私たちの
身近にあるさまざまな医療機関の特徴や病棟の役割についてご説明していきたいと
思います。

まず、私たちが日ごろ目にする医療機関には、さまざまな機能や特徴があり、それぞ
れの役割があります。その役割は「医療法」によって定められていたり、「診療報酬」
によって分けられていたり、医療法やその他関連法によりそれぞれの専門分野にお
いて中心的な役割を果たすために設置されたさまざまな「拠点病院」があったり、とて
も細かく分けられています。

また、急なケガや事故や体調の急変があり、「救急車」を始め「ドクターカー」や「ドクタ
ーヘリ」を要請することも珍しくなくなりました。患者さんの救急に対応してくれる「救急
指定病院」にも、「一次救急」「二次救急」「三次救急」と分かれています。このように医
療機関には、それぞれ得意とする分野や対応できる範囲が分かれていますので、そ
れら医療機関の「強味」を理解しながら上手に付き合うことで、効果的に医療サービス
を受けることができると思います。

では、初めに誰にでも起こりうる体調の急変時に対応してくれる「救急指定病院」につ
いてご説明いたします。救急指定病院は、救急患者の診療を引き受けることが医療
機関の体制として整っていることを都道府県知事が認めた病院のことを指します。こ
の救急対応は三つに分けられています。

【一次救急】
・24時間体制で主に軽症な患者を引き受ける場所で、患者自身や家族と一緒に医療
機関へ出向き、診察を受けて治療をしてもらいます。

【二次救急】
・外来診察だけではなく、手術も含めた入院治療を24時間体制で対応している病院です。

【三次救急】
・救命救急センターのある病院で、二次救急では対応ができない重篤な患者を24時
間体制で受け入れて医療を提供する病院です。

これらの救急指定病院は、各地域でそれぞれ救急医療に手を挙げた医療機関で輪
番制にして休日夜間共に対応している場合やその地域の拠点となる病院の施設の
一部を利用して、そこに地域の医師が出向き診察を行う方法が取られています。私た
ちの住む地域ではどのような救急医療体制ができているのかを、一度調べてみるの
も良いかと思います。

次回も引き続き、医療機関の役割や機能に関してご紹介をしていきます。

社会福祉士
佐々木

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