■はじめに
婦人科のがんは主に子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんです。これらのがんて
は手術が行われることが多く、次に化学療法や放射線治療を行います。術後に
倦怠感や不安、うつ傾向がでるため、身体活動性が低下することでQOLが低下
することがあります。特に子宮体がんに関しては肥満が発症のリスクであると
いわれており、他のがんよりも身体活動性が低下しやすく、QOLが低下しやす
いといわれています。婦人科がん全般にいえることですが、倦怠感があっても
、運動することで倦怠感が改善すると言われております。

■運動
入院中であれば、ウォーキングや自転車エルゴメーター、トレッドミル等で行
う有酸素運動と重錘やセラバンドを使用した筋力増強訓練を実施すると思われ
ます。筋力増強訓練などは高度な負荷ではなく、「少ししんどいな」と思う程
度の中等度の負荷量で実施します。回数は入院先にも寄りますが、週3回から
5回程度、1回40分前後で行われるでしょう。

在宅ではウォーキングなどの運動を行います。自宅に自転車エルゴメーターや
トレッドミルがある人はそれを使用して有酸素運動を実施してください。運動
時間に関しては、肥満傾向の人で運動習慣のない人は無理のない範囲から開始
してください。最初は20分前後くらいで良いと思います。運動に慣れてきたら
徐々に時間を増やして計1時間程度の有酸素運動を実施することができたら良
いでしょう。また、生活を見直すことで運動時間を作ることができます。例え
ば、電車を使用する際は立ったまま踵上げをする、また一駅分歩いて電車に乗
るや自宅に帰る、エレベーターを使用せずに階段を使用するなど工夫をするこ
とで運動時間を確保することが可能ですので参考に実施してみてください。

■運動の効果
婦人科がんだけではありませんが、がん患者一般では運動をすることで、筋力
等の身体機能、心肺機能、倦怠感、うつ傾向や不安等の精神的な側面まで改善
するといわれています。婦人科系のがんでいうと肥満によりリスクが高かった
人も運動することで減量することができ身体活動性が上がると考えられます。
また、運動だけでなく食事の見直しをすることでより効果的であると思われま
すので、生活に工夫をすることが大切です。

理学療法士
津田
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