腎臓の主な機能は尿をつくり、体内の老廃物を排出し、血圧の調整や酸・アルカリのバランスを整えることです。非常に複雑かつ厳密に絡みあっている臓器だからこそ、食事療法が大切なのです。今日紹介するのは「ヒラメのムニエル野菜ソース」です。

【材料】2人前
ヒラメ・・・2枚
小麦粉・・・10g
オリーブオイル・・・大さじ2
さやいんげん・・・8本
プチトマト・・・4個
たまねぎ・・・20g
ピーマン・・・10g
〇砂糖・・・5g
〇酢・・・大さじ1
〇塩・・・0.5g

【作り方】


さやいんげんは半分に切り、全ての野菜を火が通るまで茹でる。
その後、冷ましておきます。


ヒラメは小麦粉をまぶし、オリーブオイルを熱したフライパンで、両面を焼きます。


プチトマト、ピーマン、たまねぎは粗みじんに切り、〇のついた調味料と混ぜ合わせておきます。


お皿に茹でたさやいんげんを盛りつけ、ヒラメのムニエルの上にソースを掛ければ完成です。
お好みでレモンをかけてもおいしいです。

■腎障害の食事療法
十分なエネルギーの確保が大切です。摂取カロリーが低いとからだのたんぱく質の消費が起こり(異化作用の亢進)、結果としてタンパク質をいっぱい摂った時と同じような状態がからだで起こるため、十分なエネルギーの摂取が必須です。

タンパク質の制限は、タンパク質の代謝産物の排泄が困難になるため、腎臓の機能が低下すると、負担を掛けないようにたんぱく質を制限する必要がでてきます。塩分制限、腎障害では塩分の排泄が不十分で、高血圧をおこしやすいため制限する必要があります。カリウム制限、これも排泄が不十分になるため、高カリウム血症をおこしやすくなる恐れがあるため、摂り過ぎに注意が必要です。今回のレシピでは野菜をゆでたお湯はすべて捨てています。

腎障害の場合ステージ(病期)別によって食事療法がことなるため、しっかりと医師との連携が必要になってきます。

【管理栄養士からのワンポイントアドバイス】
しっかりとエネルギーを確保するのは意外と大変ですが、調理法によってカロリーは大きく変わります。ゆでる<蒸す<炒める<揚げる方がカロリーの摂取が多くなるので、同じものでも炒める、揚げるようにすると簡単にエネルギーが確保できます。また、塩分制限が必要な場合は、塩・醤油・味噌にばかり頼るのではなく、酢・レモン・ゆずなどの酸味、出汁の旨味やシソ・ショウガ・ねぎ・ニンニク・ハーブなどの活用もお勧めです。また少量ならカレー粉・唐辛子やゆず胡椒なども取り入れると味のバリエーションが増えます。カリウム制限では、野菜・果物・イモ類・海藻類などに多く含まれますが、カリウムは水溶性ビタミンですので、水にさらしたり、ゆでたりすることで減らすことができます。この時、水に接する面積が大きいほどカリウムは多く水に溶け出ます。

管理栄養士
小笠原

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