それではいよいよ睡眠の質を上げるポイントについてご説明します。
今回は朝の光を浴びることの大切さからです。

■サーカディアンリズム
「サーカディアンリズムって何」と思われたかと思います。
言い換えると概日リズムとも言われ、およそ24時間を1周期とする生体リズムのことです。
この記事を読んでいるあなたは、人間の体内時計の周期は24時間よりも長いと聞いた事が
あるのではないでしょうか?
以前までは24,5時間や25時間と言われていましたが、
近年では24.2時間程度であることが分かってきました。
このように人間の生体リズムには数分のずれがあるため、放っておくと寝る時間が遅くなって
しまうことがあります。
そこで必要となるのが毎朝の体内時計をリセットするために朝日を浴びることです。

■朝の光
朝起きた時に太陽の光を浴びることは、より良い目覚めを促すことはもちろんですが、先ほど
話したように体内時計のリセットに重要な役割をはたしています。
これらの作用は2000lx(ルクス)以上の光で効果が期待できます。
上記のことを聞いて「曇りや雨の日はどうしたらいいの」と疑問に思われたかもしれません。
直射日光は必ずしも浴びる必要はなく、
曇天でも屋外では2000〜数万ルクス程度の照度になります。
したがって、朝起きた時にカーテンを開けて、目に外の光を取り入れることが大切です。

■光が認知機能にも影響する
奈良県立医科大学の佐伯氏・大林氏が実施した平城京に住む高齢者を対象にした1000人規
模の調査では、白内障患者(目の水晶体が灰白色に濁り物がかすんだりぼやけたりする。多
くが加齢によって起こる)を「白内障手術を受けたグループ」と「受けていないグループ」にわ
けて調査しております。

その結果、手術を受けたグループで認知機能が良いという結果が出ております。
これは、目からの光の刺激が脳の活性化に影響を与えることを示したのではないでしょうか。
これらのことから朝起きた時にカーテンを開けて光を浴びることは良いことだらけだとお分か
りいただけたと思います。
明日から朝起きたら、カーテンを開けて伸びして気持ちの良い朝を迎えてみてはいかがでしょうか。

無料でできる朝の数分の習慣です。
ぜひ試してみてください。

睡眠健康指導士・薬剤師
松本
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