http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei16/dl/11_h7.pdf )によると死亡原因の第1位ですが、実際に症状が起きるかについては想像できない 人が多いと思います。"> http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei16/dl/11_h7.pdf )によると死亡原因の第1位ですが、実際に症状が起きるかについては想像できない 人が多いと思います。">

がんは、厚生労働省の「平成28年人口動態統計月報年計の概況 統計表xls」

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei16/dl/11_h7.pdf

)によると死亡原因の第1位ですが、実際に症状が起きるかについては想像できない
人が多いと思います。

今回は、がんの症状の中でも排泄に関わることについてひも解いていこうと思いま
す。

1.腸閉塞
消化管のがんや腹腔内の転移で起こりうる症状です。大腸や小腸にがんができ、増
殖することによって腸が詰まってしまう状態です。

腸が途中で詰まるということは、食べ物や飲んだものがその先に進まないというこ
とです。食べ物やガスがお腹にたまることによって、お腹の張っている感じや吐き
気が出てつらくなります。実際に、食べたものを吐いてしまうこともあります。

腸閉塞が起きた場合の対応としては、ステントといって狭くなった腸の中をトンネ
ルのように広げる金具を留置する処置や手術で狭くなっている腸を切除する方法が
あります。

便の出口がふさがれてしまっている場合は、人工肛門(ストマ、ストーマ)といって
腸管をお腹につないで、便が出る場所を作ります。

ストマは見た目に抵抗がある人が多く、拒否される人もいらっしゃいます。しかし
、最後まで自分の口から食べ物や飲み物を摂取することができるメリットがありま
す。がん自体は治せなくても、人間にとって口から食べられるということは、尊厳
を保つという点でも重要です。

ステント留置や手術は、全身状態が悪いと行えないこともあります。その場合吐き
気や腹痛を緩和しながら、食事をストップして自然な経過をみることとなります。

2.尿閉
尿閉とは、尿の通り道がふさがれてしまうことで、婦人科がんや泌尿器がんなど腹
腔内のがんによって引き起こされます。

尿の通り道がふさがれると、腎臓に尿が貯まってしまう水腎症という症状が出ます。
水腎症になると、細菌感染を起こしやすくなったり、腎臓の機能が悪くなったりし
てしまいます。尿が全く出なくなると、不要なものをすれられず、すぐに全身状態
が悪化してしまいます。

腎臓は片方あれば、からだの中の悪いものをろ過して捨てることができますが、が
んの場合は進行することによって両方の腎臓が水腎症になってしまう可能性もあり
ます。

処置としては尿管にステントを留置したり、背中から直接腎臓に通り道(腎瘻カテー
テル)を作ったりする処置を行います。毎日尿が出ているかの確認と、定期的にカテ
ーテルの交換が必要となります。

排泄は人が生きていくには欠かせない要素です。がん患者で排泄に異常がある場合
はすぐに相談する必要があります。

内科医
村本

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