子宮体がんを発症したA子さんは、子宮体摘出術を受けられ無事退院ました。退院後、更
年期障害のような症状が現れたこともあり、精神的にひどく落ち込まれたA子さんですが
その後どのように過ごしたのでしょうか。退院後の初めての診察の結果を今回はA子さん
に当時の状況を詳しく伺いました。

■退院後初めての診察 

退院後初めての診察日は、手術の時に摘出した細胞を検査して子宮体がんの詳しい結果が
分かる病理検査の結果を聞く日でもありました。一人で検査結果を聞くのは怖いとのこと
で、ご主人に付き添われ、診察を受けられました。

ここからは、実際にA子さんに伺った当時のリアルな様子とA子さんの心境です。


「診察当日は久しぶりの病院のにおいに『つい先日まで入院していたんだなぁ~』なんて
思いながら、診察室に呼ばれるのを待っていました。そして名前を呼ばれ診察室の中へ。
久しぶりに会う主治医の先生の顔は少しこわばっているような気がして、もしや・・・。
と覚悟を決めました。先生は、『手術後の排尿のトラブルや悩みはないですか』と優しく
聞いてくれるのですが、結果が気になってしまい上の空。そして『検査の結果が出ました
』とのこと。やはり、入室した時のカンは当たっていたようで思わしくないようでした。
術前の結果では「Ⅰa期」でしたが今回の結果では「Ⅰb期」。1a期であれば抗がん剤の治
療をしなくてもいい場合があることを子宮体がんの経験がある人のブログや専門書で学ん
でいたのでとてもショックでした。これから抗がん剤治療をして行かなければいけないと
言いう現実に死への恐怖が強くなったのを覚えています。当時、更年期のような症状がた
びたび出ることもあって子供のこと主人のことを考えると帰宅中の車の中で涙が止まりま
せんでした」

■手術後の結果でステージが変わるケースは全症例の約20%で起こり得る

術中に摘出した細胞を病理診断にかけて、結果がⅠaからⅠb以上のステージに訂正される
ことは、術後の診断のうち約20%に起こることが研究結果で分かっています。

しかし、A子さんのようにステージが上がってしまうことにショックを覚えてしまう人が
いるのも事実です。そんな時、患者さんが治療選択をしたり情報を共有したり学んだりす
る場所はとても大事で必要であると実感しています。

次回は、診察結果を受けた日の帰り道の出来事、A子さんが抗がん剤治療を決断するまで
の様子を伺います。また、がん治療で使用する医療機器についても解説していきます。

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