親の援助を必要とする年代の子どもを持ちながらの
がん告知。
一番気がかりなの自分の病状より
子どものことだと思います。

そんなとき、子どもにつらい思いや心配を
かけたくないという思いで、「親の死」から
子どもを遠ざけてしまうケースが多く見られます。

その結果、子どもは親が突然死んでしまったというショックと、
自分だけ親の病気を知らなかったという
疎外感を感じてしまうことになりかねないのです。

そうなると、親が亡くなったあとの子どものケアは
困難を極めます。
そんな悲しい結果にならないために必要なこと。

1. 大人が知っていることは
できるだけそのまま話してあげましょう。
子どもであっても、親に起こっていることを知ることは
家族として大切なことです。
知ることで、子どもは子どもなりにいろいろ考えます。
そして、親の思いを知ることで親の死後も自分の役割を
果たすことができるようになります。

2. 死について話す環境を作る
子どもに対して「大切な話をするんだ」という
大人の決意を知ってもらうために
きちんと時間をつくりましょう。

3.死についての表現の仕方を考える
いよいよ親が死んでしまうという時には、
子どもに死についてきちんと説明をする必要があります。
「遠いところに行く」「お星さまになる」というような表現は、
子どもの年齢によっては余計に混乱を招くことにも
つながりかねません。

「死」ということがどういうものなのか、
抽象的な概念ではなく、会話ができない
体が冷たくなるなどといった
具体的な変化を伝えることが大切です。

その結果として、子どもがどんな反応をしたとしても
受け止めてあげることが大切です。

4.伝える内容はつらいことばかりではありません
親の深刻な状況、死について…など話す内容が
どうしても暗く、悲しい内容ばかりになりがちです。
しかし、せっかく親子が大切な家族のために
時間を作って話すことができているわけですから、

ぜひ、親が頑張っていること、
そして、命が終わるまでの大切な時間をどう過ごしていくのか
そういう話しまでできると、
こういう時間を作った意味を子どもなりに理解し
自分に何ができるのかを考えてくれます。

大切なのは、家族だからこそ
子どもを蚊帳の外に追いやらないことです。

看護師
かたおか さちこ

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