子宮頚がんの再々発! 古村比呂さんの告白で考える「がんとの向き合い方」

2018年2月早々、女優・古村比呂さんがイベントで自らの「子宮頚がんの再々発」を告白し、大きく報道されました。
古村さんは、2011年に受けた女性検診(乳がん・子宮がんを調べる検査)で子宮頸がんが発覚、翌年2012年には子宮の全摘出手術を受け、抗がん剤治療などを懸命におこなってきました。
ところが2017年に受けた定期検査で数箇所への転移が判明し、さらに今年に入り再々発がわかったばかりです。
今回私たち「乳がん・子宮がんを語る女子会」では、古村さんのように治療と再発を繰り返しながらもがんと共に歩み、社会とつながる選択をする生き方について考えていきます。

ブログで綴られる、がん患者としてのありのままの気持ち

古村さんは子宮頸がんを発症した2011年にアメブロを開設され、そこでは仕事や闘病のことなどを、ご自身の言葉でありのままに発信されています。
そして、2017年9月にがんの再発をブログで告白後、10月の記事ではこのようなことを記されていました。

最近TVで
「がんは治療しながら働く時代」
というCMを見ました
〜治療しながら働く時代〜
私も そう感じてはいるのですが…

~途中省略~

午後になると
「仕事帰りです」
という声が聞こえたり

私も初・抗がん剤治療の日
「仕事しながら出来るとありがたいな…」
と受けました。

!(◎_◎;)! 2日後
酷い吐き気が襲い 全く動けず
病院にも行けませんでした?
その後 お薬を処方してもらい
何とか乗り越えましたが
あの時
「治療しながら仕事は、私には厳しい!」
と痛感したのでしたT_T
(原文ママ、途中省略あり)

抗がん剤治療後の副作用による体調変化や揺れる心の様子が包み隠さず綴られ、がんと真っすぐ向き合っていることが伝わる古村さんのブログ。
古村さんのすごいところは、時には弱音を言うことを自分に許しながらも、その後も変わらず仕事や様々な活動を継続されているところです。
身体をいたわり、自身の心に正直に向き合い、可能な範囲で仕事や活動する古村さんの日々の様子がわかるブログからは、一日一日を丁寧に過ごしていらっしゃることがよく伝わります。
ここから改めてわかることは、がんの治癒の難しさはあれど、治療を受けながらも「イキイキと生きる」ことが、医学的にも社会的にも可能になってきているということです。

自分はどうしたいのか? がんと向き合いながら考える

がん患者さんの中には、治療と再発が続き、時には心が折れてしまう人もいると思います。
その一方で、がんという病によって自分自身の感覚が研ぎ澄まされた状態に近づき、今までは気づかなかったことにたくさん気づかされる、という話も聞きます。
「ごはんを完食できる」「仕事を続けられる」「行きたいところに行ける」「家族との時間を過ごせる」等々、それまでは日常の一コマだった当たり前の出来事が、いかに貴重でかけがえのないものであったのかを知ります。
こうしたがんを通して得る気づきによって、その後の人生をよりよく生きる力へと変えていくという向き合い方は、決して古村さんだけではなく私たちの身近な人間にもいるはずです。

がんになっても人生は続く…だからこそ進みたい

がんの治療は、確かに容易ではない道には違いありません。
でも、がんのせいで諦めることなく勇気を持って日常生活や自分のやりたいことを続けていくことで、自分らしく生きる可能性が広がります。
実際、古村さんは女優の仕事の他に、がんによるリンパ浮腫や後遺症を患う人のための情報交流のための「シエスタの会」を主宰し、定期的な会合を開いたり、がんとの共生社会を目指す「ネクストリボンプロジェクト」にも参加され、ますます精力的に活動なさっています。

がんは、「不治の病から継続的に治療でつきあっていく病」となった現代。
古村さんのように、がんと一緒に歩む生き方を選択する女性は、今後もますます増えていくことでしょう。
治療と自分の今後の人生との両立は、乳がん・子宮がんを患う女性たちの願いです。社会もそんな女性たちに、もっと応えられるようになってほしいものです。

有名雑誌や大手メディアでコメントするライターやTV出演もある女性陣を結集した女子会
乳がん・子宮がんを語る女子会

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医療者コラム

コメント

  1. まゆ より:

    子宮頸がんステージ3Bなのですが、介護士の仕事出来ますか?

  2. wpmaster より:

    まゆさま
    コメントありがとうございます。
    仕事が出来るかどうかは、御本人の症状によるので、
    ステージが〇〇だからではありません。
    介護の仕事が、これまで働かれていた職場なら、
    今の状況をお話しして業務の内容を検討してもらうか、
    転職での場合は、人事のかたに相談されるかだと思います。

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