がん治療中に起こりやすい口の症状

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化学治療(抗がん剤治療)中は、歯や歯ぐきがしみる、赤みやただれ水疱などのできものができる口内炎の症状をはじめ口の中に色々な副作用が起こります。

むし歯や歯周病などの口の中のトラブルを抱えたまま治療を開始してしまうと、今まで症状がなかった人でも虫歯や歯周病が悪化してしまい、痛みや腫れを起こしやすくなります。

また放射線治療で、口腔がんや喉頭がん咽頭がんなどの口や喉に放射線を照射している場合は、治療開始の2週間程度で口の中の粘膜が徐々に赤くなり、痛みを伴う口内炎が現れます。痛みはその治療中続き、重症化すると水を飲むのもつらくなることがあります。

治療が終わると徐々に痛みは改善していきますが、放射線によって減った唾液の量は完全には回復しないので口の中は乾燥し、口の中の違和感(ネバネバするヒリヒリするなど)、味覚障害、口臭、放射性う蝕(むし歯)ができる可能性があります。

対処法~口腔ケア編~

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口の中のトラブルを予防し、治療中に起こりやすいトラブルを抑えるには口内細菌の数を減らすことが大切です。そのためには、日々の口腔ケアがとても大切で、歯磨きやマウスウォッシュをしっかりと行いましょう。

まず歯ブラシの大きさは自分に合ったものを選び、歯ぐきを傷つけないためにもブラシ部分が柔らかいものを選びましょう。歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間に歯ブラシを当てて、小刻みに動かし時間をかけて磨くことが大切です。食事をした後など1日3~4回が目安です。歯磨き粉がしみる時や歯茎に痛みがある時は水や綿棒などで代用し、口の中の汚れを取ることを意識しましょう。

マウスウォッシュを使い、口内細菌を減らすことも口のトラブルの予防に効果が期待できます。また、1日7~8回を目安にして水やぬるま湯などを使ってこまめにうがいすることで口の中を清潔に保つことができます。

対処法~食べ物編~

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口内炎でなどで口の中に痛みがあるときは、少量の食事を4~5回と数回に分けて、熱過ぎる食事や香辛料が多い食事、酸味の強い食べ物、せんべいやナッツなどの硬い食べ物などは控えましょう。

口内炎がひどく食欲が湧かない、食べたいけど痛くて食べられないという場合には、おかゆやバナナ、ゼリーなど消化も良く食べやすいものを摂取するのもオススメです。がんの治療中は免疫力を上げることもとても大切です。

治療によってどうしても免疫力は下がってしまいますので、栄養バランスを考えながら食べやすいものをしっかりと食べるようにしましょう。